どうも、【しろくまスパイス】です。
今回は洋食を学びたい人向けの、用語について。 (フレンチ)
興味のない人が見ると「?????」ってなるようなつまらない記事です(笑)
一口に、《切る煮る焼く》といっても、《どういう風に》かで大きく変わるもの。
洋食ではその細かい違いの言葉があります。 ソテーとグリルの違いみたいな。
(ほぼ使わないようなものは割愛してます)
🔵 カット
- アッシェ みじん切り
 - アリュメット マッチ棒
 - エマンセ 薄切り
 - カルティエ くし切り。柑橘類などの実だけ取る、薄皮からはがす
 - ジュリエンヌ 千切り
 - ラニエール 5mm幅の千切り
 - トゥルネ 面取り。シャンピニヨンの飾り切り
 - ペイザンヌ 一辺1~2cm、厚さ1~2mmの薄切り
 - メダイヨン 肉、魚を円形または薄切り(フィレ肉、オマールなど)
 - ブリュノワーズ 2mm角
 - マセドワーヌ 4mm角
 - サルピコン 5mm角
 
🔴 工程・加工・材料
- アンフュゼ 香りを液体につける
 - (エ)モンデ 湯むきする
 - エクラゼ つぶした
 - クーリ 裏ごししたもの
 - クレピーヌ 網脂
 - スフレ 卵白を混ぜ込んでふわっと焼いたもの
 - ソルベ フルーツや砂糖、水でできた、乳脂肪なしの氷菓
 - デグレッセ 余分な油脂を取り除く
 - デゴルジェ 素材を流水にさらし、血、アク、塩分、苦みをとる
 - デュクセル シャンピニヨン、エシャロットをアッシェして炒めたもの
 - ピケ ニンニクなどを肉に刺す。たまねぎにクローブを刺す。
 - フィーヌ・ゼルブ 香草類をアッシェして合わせたもの
 - フィユタージュ パイ
 - マリナード 素材を漬けこむ汁
 - メランジェ よく混ぜる
 - ラペ 削る。おろす。する。
 - リエゾン 液体に濃度をつける。また、その材料。
 - リュバン たらたらとリボン状に落ちる状態
 - ルポゼ 生地などを休ませる
 
🔵 焼き以外
- エテュベ 素材自体の水分で、蓋して弱火で蒸し煮
 - ヴァプール 蒸す
 - クルスティアン カリカリとした歯ごたえのクリスピーにする
 - デグラッセ 肉、魚などを調理した鍋に液体を注ぎ、鍋底の旨味を煮溶かす
 - ブイイール 水、フォン、クールブイヨンなどで材料に火を通したり柔らかくする
 - ブランシール 湯がく
 - フリール フライにする
 - ブレゼ 素材に少々の液体を加えて密閉してゆっくり煮る
 - ベニエ 天ぷらみたいに衣をつけて揚げる
 - ポシェ 素材を沸騰しない程度の温度で加熱(80℃くらい)
 - ムイエ 調理中の素材に水、フォン、ワインなどを加える
 - ラグー 煮込み
 - レデュイール 煮詰める(旨味の凝縮)
 - レデュクション 煮詰めたフォン
 
🔴 焼き
- アロゼ 焼き油をかける(素材が乾かず外カリッ中フワッ)
 - グリエ 直火の調理台で焼く
 - シュエ 素材を油脂でじっくり弱火で炒める。 汗をかかせるように、という表現。(旨みを十分に出す)
 - ソテ 高温で炒める。(ステーキの意も)
 - ポワレ フライパンで油やバターを使って焼く
 - リソレ 肉を本調理前に表面を焼き固める
 - ルヴニール 同量のバターと油で、強火で鍋を動かしながら炒める(きつね色の焼き色をつける)
 - ロースト 肉、魚、野菜などをある程度の塊のままオーヴンで焼く