しろくまスパイス

筋トレ好きの元調理師のスパイス料理ブログ。 食べ物全般と酒、プロテインが主になります。 おいしく健康的がモットー

豚肉とスパイス・ハーブの相性【実験】

 ハーブの中で、ローズマリーの香りが大好き。

どうも、しろくまスパイス】です。

 ローズマリー独特の、あの清涼感。嗅いでいると落ち着くんですよね。ミントとは違う爽やかさ、あれはクセになりますよ!

 

 今回は実験の回になります。

 

実験内容は、

  • 豚肉1切れに対し、スパイス・ハーブ1種を片面にまぶして焼きます。味付けは精製塩のみ。

 1種類でシンプルに食べ、おいしいか、どうすればもっと良くなるか、を考えていきます。

今回15種類試しました。全てパウダータイプです。

 ⇩ どれもスーパーで売っているものです。

 

《スパイス》

  • クミン     (ザ・カレーなスパイス)
  • コリアンダー  (葉はパクチー、これは種)
  • ターメリック  (別名ウコン)
  • カイエンペッパー(一味唐辛子みたいなもの)
  • パプリカ    (野菜のパプリカの粉末)
  • ナツメグ    (ハンバーグ作るときに入れるアレ)
  • カルダモン   (スパイスの女王)
  • オールスパイス (クローブに似た香り、お菓子にも使える)
  • フェヌグリーク (甘苦い風味)
  • 陳皮      (七味の中の1つ、ミカンの乾燥させた皮)

 

《ハーブ》

  • ローレル    (別名、月桂樹の葉
  • ローズマリー  (アロマ的な爽やかな香り)
  • マジョラム   (シソやバジルを落ち着かせたような香り)
  • セージ     (強い爽快感のある香り)
  • タラゴン    (癖がすごい、ヨモギの3倍くらい)

 

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 蒸し焼きにして、最後にまぶした面もさっと焼きました。

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 手書きですが、この配置。

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食べた感想

 左上から右へ順に

 

  まろやかな風味。苦みは気にならず、おいしい。基本的にどんな食材にも合う。

 

  ワイルドで主張の強い風味。肉が負ける。癖のある食材やクリーム系、インパクトを出したいときに少量使うとよい?

 

  • カイエンペッパー  

  当たり前に辛い。おいしいけれど、やはり単体ではつらい。パプリカパウダーと配合するのがいい。

 

  肉とはあまり合わないかも。シナモンと合わせてクッキーとか、脂ののった白身魚とか?

 

  • フェヌグリーク  

  少し苦みがある。メイプルシロップに似た甘い香り。鶏むね肉やサーモンとよく合いそう。

 

  • カルダモン  

  単体では合わない。調合が大事なスパイス?

 

  • パプリカ  

 カイエンペッパーの辛くないver. 意外としっかり唐辛子の香り。

 

 爽やかな風味。カレーではまとめ役の印象だったが、単体でも使える。万能なスパイス。

 

 予想通り全くおいしくない。かなり好き嫌いが分かれるハーブ。豆や魚介類にほんの少し使うくらい?

 

  • ローレル  

 癖が強くて合わない。煮込み系によく使われるが、やはり香りを移すのが良い。

 

  • マジョラム  

 地味な風味だが、縁の下の力持ち。ケンタッキーのフライドチキンのレシピ考察でよく使われているハーブ。マイナーながら使ってみるとハマる人が多そう。

 

  • クミン  

 意外かもしれないが、イマイチ。単体だと酸味のような癖がある。(しっかり煎れば

 香ばしいが)

 

  • 陳皮  

 柑橘系の皮なだけに、ほんのり爽やかで食べやすかった。コリアンダーと合わせると良さそう。食材はなんでもOK。

 

 単体ではまぁまぁといったところ。肉とローズマリーを繋ぐ素材が欲しい。(にんにく、胡椒など) 肉、魚、ポテトに香りを移すとおいしい。

 

  • セージ  

 強い芳香ながら、肉との相性がいい。豆とも合う。肉だと、適度に脂のある部位との相性が尚よい。

 

 

しろくまの余談

 これまでスパイス・ハーブをたくさん買い集めていたのですが、1つ1つを味わって食べ比べることはありませんでした。

しかし、やってみると新たな発見があり、使い方の幅が広がりそうな予感……!!✨

 今度はシードの状態のもので試してみようと思います。

 ではでは、【しろくまスパイス】でした。ばーい。