しろくまスパイス

筋トレ好きの元調理師のスパイス料理ブログ。 食べ物全般と酒、プロテインが主になります。 おいしく健康的がモットー

たまねぎという名のスパイス

 たまねぎを切るときは後ろ向いて息継ぎ。

どうも、しろくまスパイス】です。

今日は変わった形のたまねぎに出くわしたので、たまねぎについて話していこうと思います。

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f:id:shirokuma-spice:20191228014743j:plainこれで1個なんですよ。レア個体(笑)

 

 料理をすると、たまねぎはよく使いますよね。そしてよく泣かされる……。

原因は目に直接来るのではなく、鼻や口を通じて来ます。なので、切ったたまねぎから放出される化学物質を吸わなければOKなわけです。色々予防方法はありますが(冒頭のとか)、根本の改善は、よく切れる包丁で力を入れずにスライドさせるように切ることです。包丁を真下に下ろすと繊維がつぶれてしまってあの厄介な化学物質がたくさん出るわけです。アニメで、日本刀で切って数秒してから真っ二つになるシーンありますよね。あんなイメージが理想です(笑)

 

「たまねぎってスパイス??」

 スパイスの本に載ってたので、きっとスパイスです。うん。にんにく、しょうがやウコン(ターメリック)も似たような感じですね。

 

「歴史は??」

 私たちにとってたまねぎはすごく身近な食材ですよね。しかし、大昔から食生活に欠かせないものでした。それも5000年以上前から栽培されていたそう。そんな歴史のある野菜だなんて考えもしないですよね。

また古代エジプトは、形状やあの強烈なにおいにも意味があると考えました。(球形と同心円が永遠の命を象徴)

 それは、死者を蘇らせる力

で、どう使ったかというと、眼窩(がんか)にたまねぎを詰めて埋葬したそう。サイボーグかい(笑) 古代人の思想は現代人からすると、ぶっとんでますよね。想像力が豊かで羨ましい……。

 安価でおいしく、もやしに次ぐ食卓の救世主のたまねぎですが、ここも大昔とは異なります。時代は中世ヨーロッパたまねぎを家賃代わり、結婚式の贈り物として使ったそう。現代でやると単なる嫌がらせだから良い子はマネしないでね(いやいや……)

当時は大変な価値があったんですね。スパイスも見つけた当初は高価で、そのために戦争が行われていたくらいですから、そう考えると私たちは恵まれているんだなぁ~。

皆さんは、家賃分のお金が手に入ったら何に使いますか? え? 貯金以外ですよ。そうですねぇ、私なら半分を料理の研究費に回して、残りは貯金ですね(おい!)

 

「栄養は??」

 血液をサラサラに、ってのはよく聞きますよね。抗酸化物質ポリフェノールや、意外とビタミンCが豊富なので、健康管理に効果ありです。

 

おすすめの使い方

 料理に関しては前に書いた記事で、出汁を使った簡単オニオンスープというのがあります。オニオンスープが苦手な方にも試していただきたいし、アレンジも簡単・豊富なのでよければご覧ください。

 使い方、という点でいくと、カットして1日置いてから調理する、です。

これは、切って時間経過とともに栄養が増えるから。おまけで、風味がやわらかくなる。

冷蔵庫で2日置いてもいいのですが、だいぶ風味が変わってくるので1日がおすすめです。

ここで注意点。冷蔵庫内に、においが充満するので、密閉容器に2重3重にしっかり入れること。

 とまぁ面倒でしょ?

だから、刻んで肉に数時間のっけて保存しておくのが現実的かと思います(笑) 肉を柔らかくしてくれますし、刻んだたまねぎをソースに使うこともできて一石二鳥。

 

最後に

 どうでしたでしょうか? 身近なものでも調べてみると意外なことが多くておもしろいですよね。たまねぎを眼球と交換とか(笑)

ではでは、【しろくまスパイス】でした。ばーい。