しろくまスパイス

筋トレ好きの元調理師のスパイス料理ブログ。 食べ物全般と酒、プロテインが主になります。 おいしく健康的がモットー

【バターチキンカレー】小悪魔のバターチキンカレー

 ワインを買うときってどれにするかすごい迷う……。

どうも、しろくまスパイス】です。

店に行くと外国産のワインがたくさん並んでますよね。ワインは詳しくないので、迷ったら気に入ったラベルのものを買ってます(笑)

 

 さて、みなさんはクリスマスに何を食べましたか? 私はカレーです(笑) といっても普段作っているようなものではなく、ちょっとリッチなカレー。

今日はそんな、バターチキンカレーをご紹介したいと思います。

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 バターチキンカレーといえば、クリーミーでバターの風味が香るリッチなイメージですよね。材料多いしちょっと大変だけれど、たまねぎを切って炒めなくていいし、味は最高なので余裕あるとき作ってみてね!

 8皿程度と大量に作ったので分量は調整してください。あと今回、スペアリブを使いましたが、やっぱりチキンの方がおいしいのでチキンを使ってください(笑)

と、もう1つだけ。カスリメティをぜひ使ってほしい!

f:id:shirokuma-spice:20191226212314j:plainこんな葉っぱ

 ほろ苦く甘い風味です。カラメルのようなイメージ。バターチキンカレーの味をワンランクアップさせてくれます! もちろん、さまざまなスパイスカレーに合うので、スパイスカレー好きはぜひ。

 

 それじゃあ工程が多いので、まずはおおまかな流れを。

  1. タンドリーチキンを漬ける
  2. タンドリーチキンを焼く
  3. トマト、ナッツをそれぞれミキサーでペーストに。にんにく・しょうがはすりおろす
  4. ホールスパイス ➡ おろしにんにく・しょうが ➡ ナッツペースト ➡ パウダースパイス、塩 ➡ トマトペースト ➡ 水、牛乳 ➡ タンドリーチキン、バター ➡ 生クリーム  の順に鍋に入れていく。

 

材料

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トマト、アーモンドプードル、にんにく、しょうが

トマト缶をミキサーに。アーモンドプードルは水を足してミキサーへかけてね。にんにく・しょうがはがんばってすりおろそう。

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上から、カイエンペッパー、パプリカ、ターメリック、クミン、カルダモン、コリアンダー、フェヌグリーク、アサフェティダ(真ん中)

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カルダモン(左)、クミン(右)、オールスパイス(真ん中)、カシア(シナモン)(下)

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↑の写真の処理後。カルダモンは割って種を出した。クミンシードは粗みじん。オールスパイスは潰した。

滑らかにするために途中で取り出す場合は細かくしなくてOK。

 

 無くてもOKなものは緑色にしてます

   分量                   8皿分

《タンドリーチキン》

  • 手羽元                    400g
  • プレーンヨーグルト              大5
  • ケチャップ                  大1.5
  • おろしにんにく                小1
  • カレー粉                   大1.5
  • 塩                      小1

    『すべて合わせて最低2時間漬ける。1日でもOK』

 

  • 油                      大1
  • バター                    10g

A《ホールスパイス》

  • カシア(シナモン)              中指くらい
  • カルダモン                  6粒
  • クミンシード                 小1
  • オールスパイス(もしくはクローブ)      小0.3         

 

  • にんにく                   2片
  • しょうが                   2片分
  • アーモンドプードル              70g

B《パウダースパイス》

  • カイエンペッパー               小0.2
  • パプリカパウダー               小1
  • ターメリック                 小0.2
  • クミン                    小0.2
  • カルダモン                  小0.7
  • コリアンダー                 小0.5
  • フェヌグリーク                小1
  • アサフェティダ                小0.2

 

  • 塩                      小1
  • トマト缶                   400g
  • 水                      200ml
  • 牛乳                     200ml
  • はちみつ                   小1
  • バター(有塩)                150g
  • 生クリーム                  80ml
  • カスリメティ                 1つかみ

 

作り方

  1. 手羽元の骨に沿って1つ切り込みをいれ、タンドリーチキンの材料を全て合わせ、手羽元を漬ける。
  2. 2時間以上漬けた手羽元を、余分な漬けダレを落として(使えるから取っといてね)グリルで焼く。弱火で片面7分ずつくらい。(オーブンでもフライパンでもOK)

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もちろんこのまま食べてもおいしい!

 3.トマト缶をミキサーにかけ、滑らかにする。アーモンドプードルと水適量(分量外)も同じくミキサーへ。

 4.にんにく、しょうがをすりおろす。

 5.鍋に油、バターを入れ、バターが溶けたらAのポールスパイスを入れる。

 6.香りが立ったら、おろしにんにく・しょうがを入れ、青臭さが飛ぶまで2分ほど炒める。

 7.アーモンドプードルを入れ、2分ほど炒める。もったりすればOK

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 8.Bのパウダースパイスを入れ、2分ほど炒める。

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 9.トマト缶を入れ、沸いてから5分ほど煮詰める。(余分な酸味を飛ばす)

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 10.水と牛乳、余った漬けダレを入れて10分ほど煮る。

 11.タンドリーチキン、バターを入れて溶かす。カスリメティも入れる。

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 12.食べる前に生クリームを入れ、さっと沸かす。塩気の調整。

 13.皿に盛りつけ、生クリーム(分量外)をたらし、好みの具をトッピングしたら完成!

 今回はレンコンをトッピング。2日目は粗みじんのセロリを入れサッパリさせてみました。パクチーを盛り付けると見た目がすごくよくなりますよ。……なんでやってないかって? パクチー苦手だから……(泣)

 余談ですが、パクチーはフレッシュと乾燥でまったく香りが変わります。私のようにフレッシュが苦手な方は、乾燥ものを1度お試しあれ。ちなみに盛り付け写真の葉っぱは乾燥パクチーです。

 

ポイント

  • 材料はミキサーで滑らかにするべし

     材料を滑らかに(細かく)することで、バターの油分とカレーペーストが乳化しやすくなり、より滑らかな舌触りになります。

ナッツはアーモンドプードルを使いましたが、カシューナッツの方が滑らかに仕上がります。アーモンドプードルの利点は、比較的安価で食物繊維が豊富、アンチエイジング、血液をさらさらにすること。

カシューナッツは、たんぱく質、ミネラルが豊富で、貧血、むくみの改善、疲労回復の効果があります。自身の体調で選ぶといいですね。

(乳化……ざっくりいうと、油と水が合わさること。パスタを作るとき、ゆで汁を加えますよね。あれは乳化でとろみをつけてパスタと絡ませる目的があります)

  • 生クリームはあまり煮詰めないべし

     生クリームって油分が多いですよね。だから煮詰めると重たい印象になるので、入れたあと沸けばすぐに火をとめてOKです。

  • バターは惜しまず使うべし

     普段大量にバターを使うことはあまりないかと思います。しかしこの料理に関してはがっつり使ってください。

レシピを見て、「こんなに使うの!?」と思った方も多いでしょう。しかしこれでも外で食べるものよりバターは少ないはずです。たぶん半分程度。

 そこが悪魔じゃなくて小悪魔なわけ。

 とはいえ……カロリーは考えたくない(笑)

 でもま、スパイス消化促進や数々の効能がありますし、ナッツビタミン、ミネラルなど豊富です。チキン(たんぱく質)もありますし、食前に軽く運動や筋トレをしておけば罪悪感は0でしょう。うん(笑)

 

最後に

 どうだったでしょうか? マニアックなスパイスがあったり工程は多いものの、下処理さえ済ませればあとは楽です。たまねぎを使わなくていいのも嬉しい点ですよね。自分で作ってみると、こうやって作ってるからこうなるんだ~なんて発見があっておもしろいですよね。

 長文読んでいただきありがとうございました。ではでは、【しろくまスパイス】でした。ばーい。