しろくまスパイス

筋トレ好きの元調理師のスパイス料理ブログ。 食べ物全般と酒、プロテインが主になります。 おいしく健康的がモットー

※シリアス注意 珍しく食以外で真面目な話【死・労働・無自覚】

 昨日、1人の俳優が亡くなった。

本当に衝撃的な事実。

(まだ捜査中ではあるものの)自殺を考え、実行する。 この過程と決断を想像すると本当に胸が詰まる。

そもそも想像がつかない。 自分の辛かったことなど小さなことなのかもしれない。

 

 それでも、今辛い思いをしている人に僅かでも、闇から微かに見える光のように、何かが届けばと思い、少し書きたいと思う。 重かったり過激なことも書いてあるのでそこを了承して読んでください。 (彼のことでうんぬんではなく、自分の経験や意見を)

 

 

 自殺について様々な考えがあると思う。

「自ら命を絶つなんてもったいない」 「死ぬくらいなら逃げればいい」 「死は逃げ」

 そういう考えもわからなくはない。 けれど、そういう状況になったらまともな解決策など意味をなさない。 段々と思考が正常さを失っていく。

全員がそうならないように対処できるわけではないし、生きていく上で心を保っていくには、自分を曲げたり不条理を無理やり合理化させたりして、心をすり減らして生きている人がほとんどだろう。

 特に真面目な人や正義感の強い人。

学校でもあるし、社会に出てもあること。 社会に出てからの方が厳しい。 様々な不条理がまかり通っている。 最近顕著なのはコロナ関係で政府。 ニュースを見ていておかしいと思うことが多い。 もっと前からだが納得いかないことがたくさん。

 まあそれは置いといて、真面目な人はより苦労を溜め込みやすい。 疑問を持つことが多かったり、うまく妥協できなかったり。 とはいえやらなければいけないからやるものの、手が抜けなかったり。

 

 特に学校では、多数に馴染まない変わり者は排除されたり。 ノリに合わせないといけない、という風潮すらある。

 私は合わせない。

1度合わせようとしばらく頑張った。 相手の反応はいい。

けれど疲れた。 自分を失ってしまいそうな感覚があった。

 社会に出てからは、自由があるようでなかった。

もちろん職場によるが、勤務時間・内容とお金が合わない。 タイムカードがあるのに改ざんされてたり、時間内にどうやっても終わらない内容で残業代出ないなど、これは割と多くの人が経験しているのではないだろうか。

日本人は真面目(笑) である。 (畏怖と嘲笑)

 

 私が経験した中で最も辛かったのは拒食症。

あと同時期に原因不明で吐いたりした。 もっともっと辛い経験をしている人は多いと思うが、拒食症の説明を。

 私の場合だと、果物、ゼリーやアイス以外は食べられませんでした。 肉魚野菜その他、つまりまともな食事はできなかった。 口に入れると吐き気がして、頑張って飲み込もうとしても喉が拒否して動かない。

つまり食感のあるもの、風味の強いものはNG。

 1週間で4キロ落ちました。 (痩せ型としてはあり得ない落ち具合)

食べなければこうもすぐ体重は減るのだと知りましたね。 ダイエットしたいからってこのやり方は絶対ダメですよ。

 あと、こんな状態で通常通りバイトしてましたね。 これも真似しないでね。

因みに原因は、苦手な接客と理不尽で高圧的な上司。 気もメンタルも弱かったので、萎縮してしまってた。

 

 

 あと今回に限らず疑問に思っていること。 匿名の批判、誰のためかわからない報道。

 批判はもちろん内容によるが、単純に相手をけなすだけのもの。 直接、ネットに限らず与える傷は深い。

匿名だと言いたいことが言いやすくなるのはわかる。 だからといってけなすのは相手にも自分にもよくない。 それ得られる快楽などまがい物。 自分で気付かなくてはいけない。

 最近だと配信業でもそういうことは多いだろう。

多くのファンの応援よりも、嫌なコメント1つの方が心に残りやすい。 そこで考え方を変えたりして上手く対処できればいいが、真面目ゆえに頭から切り離せないなどもある。 悩みが尽きないし、意見を言ってもまた批判が大きくなるなど考えると内に秘めておくほかない。 直接よりもネットの匿名の方が悪質かつ毒性が高い。 とはいえ各々の心構えによるため、なくなることはないのだろう。

 

 誰のためかわからない報道。

芸能人のプライベート。 結婚、離婚、不倫など。

 どうでもいい。

 そこで私たちが過剰に意見を言うのはお節介というものである。

外国ではあまりないらしい。 まあ外国が日本がどうだからというわけではないが、当人たちの問題であり、当人たちが解決することだ。 部外者が詳細を知らずにものを言ったり、事を大きくするのはどうだろう。 疑問を持つ者はやはり少ないのだと思う。

 というのも人はそういう話が好きで、それを利用しているのが1部のマスコミ。 人に迷惑を働き、時に事実をねじ曲げる。 悪意で飯にありつき、人によっては悪意のお金で人を養ったり子どもを育てる。 過激な言い方かもしれないが、それで育った子どもは成長して何を思うのか。 罪悪感で追いつめられたりしないのだろうか、親はそういうことを想像しないのだろうか。 もう1度言っておくが、1部の者に限る。

 

 

……話が長くなってしまいました。

まだ大事な事を言っていない。

 辛いときの対処法。

 

 辛いことはどんどん蓄積されていくと、同時に考え方までネガティブになっていきがち。

  • ストレス発散
  • 考え方を変える
  • それでもだめなら逃げる

 

 これが大事だと思う。

 

 まず小さなストレスから始まるでしょう。

なにかうまくいかなかったりで凹んだら、気分が上がることをすること。

好物を買うなど、お金を少々使ってでも気持ちをあげる。

お金を使うなんてシャクだ、と思うかもしれない。 私も昔そうだった。

しかし、メンタルを悪い方向に持っていかないことが大切。

クセが付いて使い過ぎるのには注意だけれど。 (私のやり方は、ほぼそういうときにしか食べないようにしているお菓子を買って食べる)

 

 考え方を変えるのは、主に対人関係で大きい。

学校だけでなく世の中にはいろんな人がいる。 他人を理解するというのは大切。

 つまり心理学。

心理学の本や、ビジネス関係の本はおもしろい。 言い方による印象の違いなど勉強になる。 言葉に力というのは良くも悪くも強大。

 

 

 もう1つ考え方。

諦めない心と諦める心。

 

 「何事も諦めなければなんとかなる!」

そんなわけはない。

 やってみて努力することは大切。 

 

 じゃあ諦めとは。

諦めというか諦観しないと前に進めないことがある。

 諦めきれずグダグダするとずっと引きずってしまう。 続けてもいいが、1度立ち止まって冷静に俯瞰して自らを見つめること。

するとがむしゃらになっていたり頭の中がパンパンになっていた以前とは違い、考え方に変化が出る。

 私は昔、小説家になりたくて国語辞典を読み込んで言葉を勉強したりしたものの、ある日諦観した。 今の自分では理想とするものは書けない。 将来気が向いたら書こうということにした。

仕事では調理を諦めた。 職の分野によってある程度どんな人が多いという傾向はあるもの。 色々気になることが有り、今では『食』という面から健康やスパイスについて勉強をしている。

 

 最後、逃げる。

限界になる前に逃げる。

限界になってからだと遅い。 1人だと勇気がでないかもしれないが、誰かに助けを求めるのは大事なこと。 身近にいないならそういうセンターに電話していい。 遠慮しなくていい。 1人でずっと考えていると負のスパイラルにはまってしまう。

 

 とはいえ本当に限界まで来ている人には効果がないかもしれない。

 そんなときは歌でもいい。

私の好きなバンドは、明るい歌はほぼない。 けれど心が救われる。

冒頭で言ったような、『闇の中から僅かに見える光』 そんな印象。

 明るく背を押すような曲ではなく、ネガティブで暗いイメージだけれど救いがある。 そんな曲と歌声。 カラオケで歌うと泣くくらい感情移入してしまう。

独特で力強い歌声と、強い言葉やストーリーでメッセージ性の強い歌詞。

本当に辛い人に、どん底にも届く、人を助けられるような人たちです。

(気になった人用にバンド名『amazarashi』さん)

 

 音楽つながりで、歌詞を書いてみてもいい。 もちろん詩でもいい。

とにかく溢れている気持ちを書き出すという行為は大切。 かなりスッキリする。

私の場合だが、運動よりずっとよい解消法。

 

 

 

 自分が変われば世界は変わる

難しい言葉だ。 その通りなのかもしれないが、なかなか行動に移すのは難しい。

キッカケがないとできない場合もあるだろう。

 

 断崖に立っているような、本当の意味での限界。

自分の居場所が世界にないと思っている状態かもしれない。 解放されたい楽になりたい。 その答えが死しか出ないのかもしれない。

 

 人は一人では生きられない。

これは本当だ。 私はあまり人と接したくないが全く喋ることなく過ごした2週間は苦しかった。

 出会いの運があるかもしれないが、人は人の温もりを知ることで生きてける。 いや、温もりを知りたいから、感じたいから生きているのかもしれない。 たとえそう思っていなくとも心の奥深くでは……。