ソテー、ロースト、ポワレ……違いってなに??
どうも、【しろくまスパイス】です。
テレビで、フレンチを食べに行ったときなど、『○○肉のソテー』なんて耳にしたことがあるかと思います。
ソテーやローストは、『チキンソテー』『ローストビーフ』など普段も使いますよね。
しかし!!
どういう意味かは知らずに使っている人は多いのではないでしょうか??
同じ『焼く』という工程でも、どう焼くか意味が違ってきます。
知っていると料理を注文するときのイメージのしやすさが格段に上がるかと思います。
てことで、料理名の調理法のカタカナの意味をやっていきますよ!!(^^)/
🔴 焼き・蒸し系のカタカナの意味
多いのは焼きと蒸しなど加熱法のカタカナなので、主にそのメジャーなものを。
(『○○風』はだいたい地域や人の名前なので割愛)
《エチュベ、グリエ、ソテー、ブレゼ、ポワレ、ラグー、ラぺ、リエット、ロースト、ロティ》
❐ 焼き
- グリル (グリエ)
直火の調理台で網焼き
網の焼き目をつける感じ。 炭火、ガス、遠赤外線などで、網や鉄板で。
BBQ
- ソテー
高温で炒める
平たいフライパンを使い、薄切りの素材を短時間で炒める。
高温のため油や澄ましバター。 (バターは焦げる)
ステーキと同じ意味で使われる。 (ポークソテー=ポークステーキ)
チキンやポークが主。
① フライパンで、油やバターを使って焼く
主に、魚を『カリッフワッ』な食感にしたいとき (フライパンの中の油をかけながら焼く)
② 肉、野菜を、油脂と香味野菜と一緒にゆっくり蒸し焼き
- ロースト
ある程度の大きさ(塊)のままオーブンで焼く
オーブンに入れる前に表面を高温で焼き固めるイメージがあるが、表面に火が通りすぎて硬くなるので必要なし。 弱火でじっくり時間をかけるのが良い。
ローストビーフ、ポーク、チキン
- ロティ
あぶり焼き
串にさしてあぶったり、オーブンで焼く。
英語だと『ロースト』なので、同じ意味。 オーブンが主流。
❐ 蒸し(煮)
- エチュヴェ (エテュヴェ)
素材自体の水分や脂肪分で蒸し煮
無水調理みたいなもの。
簡単なのは、キャベツ(水分の多い野菜)と他数種の野菜や魚介に塩をして、鍋に入れて蒸し煮。
ソースを作るなら、出てきた汁に色々足せばOK。 ソースで和洋中変えれる。
- ブレゼ
素材に少量の液体を加えてゆっくり蒸し煮
水、ワイン、ブイヨンなどを少量加え、蓋をしてオーブンでじんわり火を通すことで煮るとは異なる、やわらかで素材を味わえる料理に。
肉を使う場合は先に表面を焼いておく。
家庭では、鍋で蒸し煮が便利。
一例 たまねぎ、にんにく、トマト、ワイン、ブイヨンを加熱し、表面をさっと焼いた肉を入れて蓋をして、とろ火で長時間加熱。 (沸かない温度がポイント)
- ラグー
煮込み
パスタのソースで有名。 日本でいう『ミートソース』みたいな煮込んだもの。
イタリアではボロネーゼなど以外にも多くの種類がある。
ラグーソースは簡単に言うと、たまねぎ、人参、セロリ、挽肉、ワイン、トマト、水を炒めてじっくり煮込んだもの。
❐ その他
- ラぺ
削る・おろす・する
『キャロット・ラペ』が有名。
人参をチーズおろし(なければスライサーや包丁で細切り)でおろして、レーズンやナッツを加え、酸味の効いたドレッシングで和えたもの。
大量に人参を使えて、保存もきく料理。
- リエット
(豚)肉をペースト状に煮た、保存のきくもの(冷製料理)
肉を塊のまま繊維がほぐれるまで煮て、その肉の脂を加えて作る保存食。
手軽に作るなら、ざく切りの(豚)肉にしっかり目に塩してブイヨンで30分煮込む。 肉を手でほぐし、残ったブイヨン、ラードとともにフードプロセッサーに軽くかけて冷蔵。 バゲットやクラッカーにつけて食べる。
今度、洋食を勉強したい人向けの専門的な用語もやろうかなーと思っています。
ではでは、【しろくまスパイス】でした。ばーい🐻