料理は引き算、丸焦げは悲惨、揚げ物は油が飛散しもう散々。いぇー。
……どうも、【しろくまスパイス】です。
とりあえず韻をふんでみました忘れてください(笑)
さ、気を取り直して今回はご紹介するのは、個人的に最も衝撃を受けたスープ。
ダルスープ
ネパールカレー屋さんに初めて行ったときのこと。カレーの前にサラダと見慣れない黄土色のスープが出てきました。
素朴でシンプルなのにうま味がしっかりある! と、かなりの衝撃を受けた記憶があります。
「へー、ところでダルってなに?」
ヒンディー語で豆という意味です。つまり豆、それとスパイスを使った料理です。
これが相当にシンプル! むしろシンプルにしなくては、あのおいしさは出せない!
作り方もシンプルなので、今晩、みそ汁の代わりにでもいかが?(笑) カレーのお供にもいいですよ!
(なくてもOKは緑。Sはシード)
『ダルスープ』 3食分
《材料》
油(なんでも) 小2
大豆(蒸し) 100g
にんにく(粗みじん) 1片
しょうが(粗みじん) 1片
クミンS 小0.3
ターメリック 小0.2
水 400ml
塩 小0.7
醤油 数滴
バター 5g
《作り方》
- にんにく、しょうがを粗みじん。大豆は生のものを使う場合は、煮るなり蒸すなりして軟らかくしておく。
- 鍋に油を入れ、弱火。にんにく、しょうが、クミンSを入れる。
- にんにくがうっすら色づいたら大豆を加え、さっと混ぜる。
- ターメリックを加えさっと炒めたら、水と塩、醤油を加え、1度沸かせる。
- 火を止めて粗熱がとれたら、大豆をおおまかに潰す。
- もう1度温め、塩味を調整したら完成! 器に盛り、カスリメティ(分量外)を散らす。
ポイント
- 5の、大豆を潰す
ここはお好みで加減してください。個人的にいうと、ところどころ豆が残っているくらいが好きですね。私はハンディブレンダーを使いますが、ミキサーやマッシャーでももちろんOKです。
- 作り方の6
塩味を見るときは、温かい状態で。温かい状態よりも冷たい状態の方が塩味を感じやすいという差があります。
塩はしっかりめに。塩が少ないと物足りない印象になっちゃいます。この料理の塩味は塩のみなので、豆の風味が活きるくらいを目安に。
まろやかさを出したい場合は、バターを加えて溶かしてください。
オシャレにしたい場合は、盛り付け後にオリーブ油をかけるのもアリですね。
盛り付けにカスリメティを使いましたが、パセリだとかでもOK。
醤油はコク足しの役割。入れすぎると醤油の風味が出ちゃいます。
- 大豆について
今回はドライパックの缶詰タイプを使いました。
(ドライパック……缶に生の大豆を入れて蒸すため、栄養が逃げず味が濃く、ほっくりとしていておいしい。保存料を使っていないのも魅力)
水煮の場合だと大豆の風味が少々薄くなるため、少し大豆の量を増やすといいかも。
今回は大豆を使いましたが、他の豆でもOK。
最後に
どうでしょう? 素朴でしょう?(笑) 豆とターメリックの風味を存分に味わえるスープです。物足りないと感じた場合はバターなりチーズなり足してください。
具を入れたい! そんなときはさっと炒めたキノコ類がおすすめですよ。
ダルスープをカレーに混ぜてもおいしいですよ(笑) 単に豆と水でペーストを作ってそれををカレーに混ぜると、簡単にコクが出ておすすめです。豆って実はすごい!
ではでは、【しろくまスパイス】でした。ばーい。