寒くて部屋が暖まらない……。
どうも、【しろくまスパイス】です。
今回もスパイスカレーについてお話していこうかと思います。
おおまかに『テーマ』は、
『スパイスカレー作りで出てくる疑問』
前回のラストでも書きましたが、いざ作ると細かい部分で疑問が出ることがあるでしょう。
私も最初はわからないことが多かったです。というか今もですが(笑)
まぁ沼にハマると終わりはありませんよね。
数回に分けて、実体験もふまえて話していこうと思います。
今回は、
たまねぎの切り方・焼き方による出来上がりの違い
入門編では最低限の材料と、なるべく簡単な説明で作りました。
ただ、
たまねぎについてはどうしても難しく書いてしまったかと思います。
こればっかりは難しいんです(泣)
てことで今回、たまねぎについてのみ語る回となります(笑)
まず切り方からいきましょー。
だいたい皮を剝いたら縦に半分(繊維に沿って)にしますよね。
そしたら次はスライス(薄切り)ですが……
- 繊維を断つ
- 繊維に沿う
「まぁ言ってもどっちでもそんな変わんないでしょ」
そう思ったあなた。
変わるんです。違いは出るんです!(笑)
結論から言えば、基本的にスパイスカレーには『断った』ものがいいです。
じゃあ炒めたときどう違うのかというと、
- 繊維を断つ 火の入り(焼き色)がまばら。
沿うより炒め時間は少し長い。
完成後、食感が少し残る。(具としても機能)
- 繊維に沿う 火の入りが均一。たまねぎの水分が抜けやすく、
炒め時間は少し短い。
完成後、食感は残らず一体化する。
「あれ……沿ったほうが利点ない?」
いやいや、断つんです!
スパイスカレーにおいて断つことがおいしさ!
まばらというところがポイントです。
ただ茶色くして甘味を引き出したいわけではなく、
甘味+香ばしい香りが欲しいんです。
沿うと水分が早く抜けるため、香ばしさがつく前に焦げます(笑)
同じ理由で、みじん切りもそうです。
炒め方のコツ
香ばしさを出したい。
ということは、かき混ぜ過ぎはNGです。
焼き色が付いたらかき混ぜるということですね。
慣れるまでは「焦げたらどうしよう……」となるかもしれません。
我慢です。がんばって耐えてください。おいしいカレーが待っています。
やば、焦げちゃった……
完全に焦げたら(食べてみて苦いだけ)諦めてください(泣)
セーフなライン(ちょっと苦いけど甘味もある)の場合
そんなときは裏技があります。
お湯を少量入れます。
すると焼き色が少し落ち、全体の色が濃くなります。
焦げてなくてもこの方法を数回使って炒めるとうまくいきますよ。
注意点
簡単に炒めたまねぎを作る方法というものがあります。
- 炒める前にレンチン
(水分が抜けて炒め時間が短くなる)
- 砂糖を入れて炒める
(砂糖が焦げてカラメルになり、甘味と香ばしさが代用される)
やったことがありますが、ここではおすすめしません。
ピンときたあなた、えらい! そう、
香ばしさがつかないからです。
カラメルも悪くはないのですが、チャツネを入れた方がおいしかったです。
(チャツネ…………スパイス、果物、酢、砂糖で作られたジャムみたいなもの)
最後に
この炒め方ができるようになれば、ワンランク上のスパイスカレーになりますので、コツを掴んでみてください。この作業自体も楽しんでみてね!
繊維を断つことについていろいろ語りましたが、
「具としてのたまねぎは好みじゃないなぁ」
という人は、繊維を断ったものと沿ったものをブレンドするといいかも。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは、【しろくまスパイス】でした。ばーい。